元少年5人の有罪確定へ 静岡・御殿場の少女集団強姦未遂
(産経ニュース: 2009.4.15 13:07)
静岡県御殿場市で平成13年、少女を集団で乱暴しようとしたとして強姦未遂罪に問われ、無罪を主張した当時16〜17歳だった元少年5被告の2件の上告審で、最高裁第1小法廷は、いずれも上告を棄却する決定をした。4被告を懲役1年6月の実刑とした2審判決と、1被告を懲役2年6月執行猶予4年とした1、2審判決が確定する。決定はともに13日付。裁判長はそれぞれ同小法廷の桜井龍子裁判官と涌井紀夫裁判官。
2審東京高裁判決によると、5被告は13年9月9日夜、御殿場市の公園で、ほかの少年を含めて計10人で、当時15歳の少女に乱暴しようとした。
事件をめぐっては、少年10人が逮捕され、捜査段階で全員犯行を認めたが、静岡家裁沼津支部での少年審判で5人が否認した。このうち4人は検察官送致(逆送)され、起訴された。もう1人は家裁段階で刑事裁判の無罪にあたる「不処分」とされたが、最高裁で不処分が取り消されたあと、起訴された。公判では犯行日について、少女の供述が変遷。こうした少女の証言と、捜査段階で自白したあとで否認に転じた被告らの供述の信用性などが争点になった。
2審東京高裁は、少女の証言の信用性について、「日時を除きほぼ一貫しており、具体的で自然」と指摘、被告らの自白についても信用性を認めていた。今回、上告棄却の決定がされた5被告以外に逮捕された別の5少年については、少年院に送致されるなどしていた。
「御殿場事件」を忘れるな
Wikipedia「御殿場事件」
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