フェンシング・太田雄貴選手「強すぎる」との声からフランス選手権準決勝進出取消しに
(FNNニュース 2009.06.16 19:37)
世界ランキング1位、フェンシングの太田雄貴選手(23)が、強さゆえの痛烈な洗礼を浴びた。4月から日本を飛び出し、トップ選手が集う南フランスで武者修行中の太田選手は、助っ人外国人選手として、現地のクラブチームに所属している。太田選手は「オリンピックで何か1つやり遂げた満足感から、どうしてもモチベーションが上がりきらない部分があったんですけど、慣れない生活に、また1つもがいてみようかなというか」と話した。
フランス選手権の準々決勝。太田選手の実力と人気はフランスでも絶大で、太田選手の活躍により、チームは準決勝進出を果たした。しかし、「太田は強すぎる」、「不公平だ!」と、ほかのチームから不満が爆発。これを受けたフランス連盟は、「外国籍選手が出場する場合は、6カ月以上の滞在が必要」という規定を持ち出し、太田選手の準決勝出場を取り消した。太田選手はこの決定について、「最後までチームの一員として戦いたかったので残念ですが、今回の渡仏では、中身の濃い充実した経験を積ませていただきました」とコメントした。10月にはトルコで開催される世界選手権に臨む。
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